巨大化する台風災害への備え ~強力化する突風への対策~ (令和元年 第4回定例会 一般質問)

台風の防災については、今後確実に毎年よくなるかというと、もっともっとこの環境面の影響を考えると悪くなってくるというふうに、誰もが捉えているかと思います。

したがって、特にこの海に面している葉山、非常に風が強い地域ですので、もう直面している問題として、今回15号・19号によって、さまざまな教訓が得られたかと思います。来年に向けて、その教訓をもとに新しい改善策を決めていかなければならないかと思いますので、そうした、今回、若干不足していたというか、今回気づかなかった点、足りなかった点ですね、そういうことを来年に向けて指摘をさせていただきたいかと思います。  

まず、15号・19号については、東日本を中心に各地で甚大な被害を受けましたので、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。ちょっとスライドを準備させていただきます。まず、この1枚目のスライドの、最大瞬間風速49.1メートルの脅威ということが、「広報はやま」で今回台風被害の特集が組まれました。やはりこの「広報はやま」でも台風被害についての緊急特集組まれるというのは、役場の皆さんのこの危機感からなのかと思います。

49.1メートルというのは、これはもう本当に想像を絶する値だなと感じます。実は、私の家も15号で、塀は突風で倒れましてですね、それで、続いて今度すぐに19号が来るということで、また倒れるんじゃないかというので、びくびくしながら、どのぐらいの風が吹くのかなというのを、もうずうっとニュースで、ウェザーニュースというのがありまして、それでチェックをしていました。直前のその天気の専門会社の予測では、最大でも30メーターぐらいと、30メーター未満という予測だったので、何とか、前回が、15号のときが50メーターぐらいでしたから、何とかしのげるのかなと思って見守っていたんですが、広報で49.1メートルというのが瞬間的に吹いていたんだなというのを見てびっくりしました。結果、19号でもやはり塀が倒れてしまいましてですね、特に沿岸部の風というのは、もう内陸とはちょっと比較にならないというかですね、遮るものが全くないので、直接風が吹いてくるので、もう本当に強烈な風が吹いてくるなというのが私の実感です。

あと、葉山は風早橋という、風が早く通り抜けるという名前のとおり、すごい風が吹く地域があります。したがって、沿岸部というと今まで津波の被害をフォーカスしてですね、防災面の対応・対策が今までとられてきたかと…考えられてきたかと思うんですが、これからは風の対策。果たして、じゃあ風に何の対策ができるのかなというと、事前に風が吹きますよということをアナウンスするぐらいしかないかと思うんですが。そういう意味で、その防災の対策としてですね、これはハザードマップについて、議案でもこの間上がっておりましたが、このハザードに風がこのぐらい吹いたら危険ですよというのは追加していく必要があるのではないかなということを感じました。  

まず、この葉山については、沿岸部と内陸、それと山の地帯と…地域と、いろいろあります。この風の強さはそれぞれの地域によって大分異なってくるんじゃないかなと思いますが、まずこの49.1メートルという風。通常どこで風速がとられているのかを確認させていただきます。

○消防長(小峰守君) 消防本部の屋上に設置してあります装置からの数値でございます。

○1番(飯山直樹君) 消防本部の屋上ということで、私、初めて、存じ上げなかったので、初めて聞いたことなんですが。消防本部だと結構風通りはいいところなのかなというふうに思いますから、全体の平均というわけではないでしょうけど、比較的強いところでとられているのかなという印象を受けました。ですので、その沿岸部の風の強いところと比較しても、そうそう差はないのかなというふうに感じます。  

この19号の台風なんですが、直前の、本当に直近の値では、私が見ていたときは大体30メーター未満ぐらいの値で、そんなに、雨は相当降るんだろうなというふうに、天気の予報でも伝えられていましたが、風についてはそのくらいの風の数値だというふうに予想してましたが、これは役場のほうではですね、19号、風速どのぐらいの予測にしていたのかという、その予報みたいなものというのはあったのか、お伺いします。

○総務部長(町田伸君) 今回台風が15号と19号、2つ立て続けに関東地方にも上陸…接近、上陸して。それぞれの台風ごとに特徴がございましてですね、例えば台風15号のときには非常にコンパクトではあったけれども、コンパクトの中にそのエネルギーが集約されていて、短期間で大きな風・雨が生じて、被害が生じた。19号の場合はですね、非常に大きな勢力を保ったまま、勢力が思った以上に落ちずに、海水温の影響だと思うんですけれども、関東地方に接近、上陸してしまったという状況でございます。それをいろいろな台風の特質・性質ごとにですね、どういった風雨、被害が生じるのかという、シミュレーションまでいきませんけれども、想定はしていたところではございますが、実際のところ、風速が何メートル達するだろうというようなところまでは、実際のところは想定はしてございませんでした。

○1番(飯山直樹君) これから毎年毎年ですね、こうした台風が年に1度、2度、あるいはもう少しやってくるということは、ほぼほぼ間違いなくなってきているのかなというふうに思います。今回のその葉山町全体の被害状況を見る限りですね、ほとんどが風で瓦が飛んだ、塀が倒れたというものなのかなというふうに、少なくとも私の近所ではほとんどはそういう状況にありました。したがって、風に対してですね、今まではそこまで風に対して緊張感を持ってですね、予防的措置として皆さんにアナウンスするとかということは考えていなかったんじゃないかなと。

今のお答え聞いてもですね、多分ものすごい降水量が予測されていたら相応の措置、それはもうハザードマップとかありますから、そうした危機管理体制はとられていたんじゃないかと思いますけど、実際、ふたをあけてみるとというかですね、今回雨で被害を受けたというより、葉山町の場合は大半が風だったのかなと思います。この強風に対してですね、ハザードマップ、先日の議案でも出てきたのが、見ると、これは国土交通省ですかね、国のほうが洪水の被害について改定をしてということが出てました。ですので、葉山町で、じゃあこのくらい風予測が出たら、葉山町はハザードとしてこういう危険にさらされますよという、そのハザード、独自のですね、葉山町の独自の強風警戒みたいなものをつくっていく必要があるのではないかというふうに考えますが、その点いかがお考えかお伺いします。

○総務部長(町田伸君) 確かにですね、強風による被害、今回も台風19号で御自宅、建物に何らかの被害が生じて、保険の請求等でですね、必要になって、罹災証明の申請件数が100件を超えている状況でございます。まだいまだ、きょうも朝、お1人窓口に来られたかなというふうに認識しております。そのほとんどがですね、やっぱり風による被害で屋根が破損してしまった、飛ばされたもの、飛散物によってガラスが割れてしまったというような被害が、私、ちょっと感覚で申し上げて申しわけない。8割以上はそういった被害かなと考えております。そういった状況で、事前にその風によるリスク、ハザードを予測してというようなものって大事だとは思うんですが、何分風はですね、例えば津波ハザードマップは沿岸域を中心に、洪水ハザードマップについては河川の流域にというところなんですが、風については町全域に及びます。今回の被害もですね、ある程度実は傾向がつかめて、例えば下山口の一帯のところの罹災証明申請件数多いかなというようなことを認識しています。これは微妙な地形であるとかですね、そのときの風向き、風速によって違うので、対策は必要だとは考えておりますけれども、例えばハザードマップに落とし込むというようなことに関して言うならば、まだまだ少し研究が必要なのかなというふうに認識してございます。

○1番(飯山直樹君) いきなりそのハザードマップに落とし込むというのは、当然ながらハザードマップが出ると相応の情報責任も伴いますので、相当慎重に対応をしなければいけないと思いますので。今回地域ごとのいろいろ情報も出てきたかと思います。そうしたことも踏まえてですね、それでは、どういう、葉山町としてですね、この風の被害を受けやすい葉山町として対応をしていくのかというのを、またこれを機会にですね、しっかりと対策をまた考えていただきたいと思います。恐らく、この沿岸部、湘南全域沿岸部については、今回被害を受けられたほとんどが風によるものというふうに私は思います。したがって、ほかの地域でもやはりこの風対策ですね、については相当議論がこれから深まってくるんではないかと思いますので、そうした情報も踏まえてですね、対応を考えていただきたいと思います。  

1つ考えられる、このくらい風が吹いてきますよという情報を提供する一つの方法としてですね、例えば、社名を出して恐縮なんですが、ウェザーニュースという会社があります。そうした民間の気候予想会社、これ相当の情報を持っています。そうしたところと例えば何か提携をしてですね、強風について、よりきめ細かい地域ごとのデータを葉山町として受けて、それに対してそれぞれの地域に対して警戒を発信していくということも可能なのかなと思いますが、そうしたその気象予報会社、あるいは民間ではなくて公的なものもあろうかと思いますが、そうしたところから情報を収集して、より細かい情報提供をしていくということは対応としてできるのかどうかを確認いたします。

○総務部長(町田伸君) もちろんですね、災害対策本部を設置後、逐一、気象庁を中心に、他のいろいろなその気象予測等を参考にしながら、これから何時間後、1時間後、3時間後、6時間後、どういった風向きでどういった風が吹くのか、どの程度の雨が降るのかというのは当然予測をしているところでございます。ただですね、それを住民の方々にお知らせするというところまでは踏み込んで今できてないのかな。逆に、情報を住民に出すというときには、当然我々責任を持ってそれ相応の対応をしないといけませんので、出し方というのもまた難しい問題かと思います。あくまでも予報・予測ですので、間違った情報を流してしまったときに、間違った対応を町民がとってしまうというのは非常に恐ろしいというか、怖いところですので。把握は当然万全の態勢で把握をしておりますが、出し方というところは、これもまた非常に難しい問題なのかなというふうに考えております。

○1番(飯山直樹君) おっしゃるとおり、それによって町民の皆さんは役場が出した情報なんだからということで、非常に緊迫感を持ってその情報を得ることになろうかと思います。なので、今回そうしたことを踏まえてですね、じゃあ、どういうふうにすれば、より町民の方々が信頼性のおける情報として、みずから対応をとっていくのかということをやはり考えていくべきじゃないかなというふうに思いますので、そうした検討をぜひお願いいたします。